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センターラインオーバーの衝突事故(後遺障害なし)の事例

相手方がセンターラインオーバーで反対車線走行中の被害者に衝突して,頚椎捻挫などの傷害を負った事例(後遺障害なし)
 
裁判した事案です。

コメント

右肩捻挫,右膝痛について事故との因果関係が争われたものの,判決は,症状の経過から事故との因果関係をいずれも認めました。
ただし,変形性膝関節症が右膝痛の症状に影響しているとして,素因減額を1割認めました。
 
被害者は会社の代表者でしたが,休業期間に応じて役員報酬を支払われておらず,休業損害について争いがありましたが,判決は,被害者の休業の必要性を認め,一定期間の休業損害を認めました。
 
訴訟前の保険会社の提示額は,約94万円ですが,判決では約290万円でした(196万円のアップです)。

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